支持的精神療法とは、その人の悩みや辛さをそのまま支持する、100%味方になって話を聞く技法です。 それに対して、カウンセリングとは、心理学的な資料や経験に基づいて心の援助をするという技法です。 当院では、不育症、着床障害の治療として、心身両面からの治療を行っていますが、精神面からの治療として、基本的には、持続的な支持的精神療法を行っています。 具体的には、当院の問診票結果と精神分析検査結果を参考にした、私の心身両面からの診察と、さらにその後で、私の長年の最も信頼できる助産師と看護師により、ゆっくりとお話を聞かせていただいています。 妊娠された時点から当院卒業までが、非常に大切な時期ですから、不安なときはいつでも対応しています。 クリニックの時間内はもちろん、時間外であっても、私と助産師により、緊急電話対応をしています。また、私によるメール対応もすぐに行っています。 当院の支持的精神療法とは、妊娠前からの安心感と信頼関係を築き、最も不安な時期にいつでも寄り添わせていただくというものです。 このためには、不育症と着床障害の心身両面に精通しており、豊富な経験があり、また、この仕事に生きがいと誇りを持っているということが必要と思っています。