甲状腺薬により治療していても流産を繰り返されている方がよく来院されています。 そのような方は、過去の甲状腺機能低下期間により、潜在性高プロラクチン血症になっていたり、同種免疫異常になっていたり、ストレスに弱く、抑うつ状態になっていたりすることが稀ではありません。 過去の甲状腺ホルモンの低下期間により、不育症・着床障害の上記のような原因が併発している可能性が高いのです。 甲状腺ホルモンは脳も含めて、すべての臓器の新陳代謝を調節する働きを持っていますので、そのホルモンの低下期間により、関連する臓器の機能が低下していたり異常になっていたりしやすいのです。