流産の原因のひとつに 甲状腺機能低下症があります。 その検査の多くの基準値は、 TSH値が0.5~5.0となっています。 しかし、流産予防のため、 TSH値が2.5以上のときは、 妊娠前から 甲状腺の薬を飲み、 TSH値を2.5未満にすることが 海外で推奨されています。 (米国内分泌学会ガイドライン2012年) (米国甲状腺学会ガイドライン2017年) 妊娠したら、出来るだけ早めに 再検査して、 多くの場合、 甲状腺の薬の増量が必要です。 妊娠5~15週に 甲状腺ホルモンの需要が 約1.4倍に増大するからです。