遠くから受診された患者様でした。 過去に、6回連続して、いつも10~20mmの胎児が子宮内死亡していました。 流産した胎児の染色体検査は2回検査され、すべて正常でした。 アスピリン、ヘパリン、大量免疫グロブリン治療は、すべて複数回受けていました。 当院での精査結果では、不安感と罪悪感が強く、子宮内が免疫的に荒れていると判断されたため、支持的精神療法を基本として、頓服で抗不安薬を投与し、妊娠前の子宮内ステロイド洗浄と妊娠後のステロイド内服治療、さらに、ピシバニール免疫治療を、主に行いました。 そして昨年、無事に元気な赤ちゃんを出産され、お手紙をいただいています。 難治性の場合、特に、こころ と 免役 をいっしょに整えることが本当に大切ですよ。