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745.アスピリンの飲み方

流産・死産予防薬としての、子供用アスピリン
(バッファリン81、バイアスピリン100)
の飲み方のポイントをお話しします。


抗リン脂質抗体陽性か、血栓性素因の方には、
子宮内の血栓予防効果により有効ですが、

それ以外の方には効果がないばかりか、
子宮内の血腫の原因となり、かえって危険です。


いつから飲むのかについては、
妊娠の可能性がある排卵日頃からか、
胚移植後が推奨されます。

妊娠中は、10人中1~2人ぐらいの割合で、
茶おり程度の少量の性器出血がありますが、

妊娠中、生理2日目ぐらいの多めの出血があれば、
飲むのを一旦中止することをお勧めしします。
そのまま飲み続けると、血種ができて
胎盤がはがれてしまう可能性があります。


いつまで飲むかについては、
原則、妊娠28週までです。

飲むのを中止するのは心配ですが、

日本の公文書である
医薬品情報としての添付文書(2021年版)では、
出産予定日12週以内の妊婦では、
「禁忌」 に指定されています。

その理由は
妊娠29週以降飲み続けると、
動脈管の早期閉鎖、分娩時出血の増加
につながる恐れがあるからです。

海外での大規模な疫学調査では、
妊娠中のアスピリン服用と、
先天異常児出産の因果関係は否定的だが、
長期連用した場合は、
難産、死産、新生児死亡等の危険が高くなる
恐れを否定できないとの報告です。

最終更新日: 2021年12月12日 01:21

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