移植(胚盤胞)後の5日目頃にはすでに子宮胎盤循環(母児間交流)が始まりまっているのですよ。 移植5日目までの発育が順調ならば、胎児側細胞から出るβ-hCGというホルモン(妊娠検査薬)が血液検査ですでに検出できるのです。 移植(胚盤胞)後の10日目頃には、早朝尿でも検出されます。(これが一般的に言う妊娠検査薬) 生殖・発生学的に見れば、移植後、胚が子宮内膜に接着する最初の約4日間における不成功の子宮側の原因は、未だブラックボックスですが、移植後5日目頃からの不成功の子宮側の原因には、「妊娠の同種免疫異常と生殖ストレスの複合的原因」が高頻度に存在していると考えられます。 生殖ストレスと同種免疫の詳しい検査をしたうえで、ストレスのよる子宮内細動脈の収縮を防ぎ、ストレスによる子宮内免疫の異常を防ぐことが最大の治療になると思います。