30年ぐらい前より注目されていた物質が、やっと高感度で簡単に測定できるようになりました。 当院では、早速7月より検査開始します。 それは免疫細胞が放出する炎症性サイトカインのひとつで、腫瘍壊死因子(TNF-α)という物質です。 1989年に、ラットの生体実験で、TNF-αは胎盤を壊死させ流産させたことが報告されています。(Am J Pathol) 米国では、最近、TNF-αを抑える治療が、不育症の新しい治療法として臨床研究され、注目されています。