052-733-2198
月・火・金 午前 10:00~13:00 午後 3:00~5:00/木、土は午前のみ
領域 検査項目 内容 保険
プロラクチン 下垂体前葉負荷試験 愛情ホルモン
甲状腺 遊離サイロキシン(FT4) 末梢循環(子宮)
甲状腺刺激ホルモン(TSH) 末梢循環(子宮)
抗ペルオキシダーゼ抗体(抗TPO抗体) 末梢循環(子宮)  
凝固 第12凝固因子 血栓性素因  
プロテインS活性 血栓性素因  
自己抗体 ループスアンチコアグラント(LAC) 抗リン脂質抗体
抗CL・β2GPI抗体・IgG 抗リン脂質抗体
抗カルジオリピン抗体・IgG 抗リン脂質抗体  
抗カルジオリピン抗体・IgM 抗リン脂質抗体  
抗PS・プロトロンビン抗体・IgG 抗リン脂質抗体  
抗SS-A/Ro抗体 先天性心ブロック  
同種免疫 マクロファージコロニー刺激因子(M-CSF) #1 生着反応  
ナチュラルキラー細胞活性(NK) #2 拒絶反応  
腫瘍壊死因子(TNF-α) #3 拒絶反応  
Th1/Th2細胞比(IFNγ) #4 拒絶反応  
細胞外基質 形質転換増殖因子(TGF-β1) 組織修復  
一般血液 末梢血液一般 一般血液状態
末梢血液像 一般血液状態  
心理 生殖精神分析 #5 生殖ストレス  
遺伝子 本人の染色体検査 異常率4%  
夫の染色体検査 異常率3%  
子宮形態 超音波検査 子宮筋腫等  
◇マークは保険診療でも可能です。
2020年7月1日より
検査費用については、多くの場合、自費診療検査が約7万円、あるいは約4万円、保険診療検査が約1万円です。


#1 マクロファージコロニー刺激因子(M-CSF)の説明文
マクロファージコロニー刺激因子(M-CSF)は、妊娠初期の胎盤になる細胞を増殖・分化させる働きをもっています。受精卵も産生していますが、妊娠ホルモンの影響下で子宮内膜の多くの細胞(マクロファージ等)が産生しています。妊娠マウスでは、子宮内M-CSFの濃度が約1000倍まで上昇していることも報告されています。大量のM-CSFは、妊娠維持に必須であるようです。


#2 ナチュラルキラー細胞活性(NK)の説明文
妊娠初期の子宮内膜細胞の約30%が白血球細胞です。その中の約70%がNK細胞であり、子宮内膜のNK細胞は血管の形成や、胎盤になる細胞の増殖を助けており善玉です。しかし物理的、生物学的、心理的ストレスがかかると、悪玉NK細胞が増えて、胎盤になる細胞を攻撃してしまいます。


#3 腫瘍壊死因子(TNF-α)の説明文
腫瘍壊死因子(TNF-α)は、以前より動物実験で流産を引き起こすことが知られていました。異物(例えば腫瘍)を壊死させたり、血管障害を起こしたりする物質です。最近、高感度の検査ができるようになった免疫細胞放出物質です。また、TNF-αを抑える治療が不育症の新しい治療として、米国で臨床研究中です。


#4 Th1/Th2細胞比の説明文
タイプ1ヘルパーT免疫細胞(Th1)が出すメッセージ物質(IFNγ)は、細菌やウイルスなどの異物に反応し攻撃します。Th2免疫細胞が出す物質(IL4)は、カビや花粉などのアレルゲンに反応します。Th1/Th2細胞比がTh1優位になると胎児へ攻撃的になり、流産の原因になると考えられています。ただ、あくまでも免疫系の割合の変化を見ているだけですので、インターフェロンγ(IFNγ)を直接検査したほうが良いと考えられます。


#5 生殖精神分析の説明文
当院の生殖精神分析は5つの性格特性因子としての、
① 想定外出来事への受け入れ度、
② 情緒不安度、
③ 不信感度(猜疑心、嫉妬心)、
④ 罪悪感度、
⑤ 緊張度 
と、総合的な不安因子のプロフィールを明らかにします。
また、悲観的思考、社会的支援への不満、抑うつ状態の程度と、
流産の心理的影響度に関する心理社会因子を分析します。
当院の治療方法の特徴は、心身両面から検査して治療することです。妊娠成立から当院卒業までは、専任の助産師と私が診療時間外でも対応しています。

ホルモン治療
 プロラクチンについては下垂体前葉負荷試験(TRH負荷試験)により、潜在性高プロラクチン血症の有無を判断して、原則的に、妊娠初期まで正常に維持するための薬物治療をします。
また、甲状腺ホルモンについては、ほとんどの方が病気の範囲ではなく正常範囲です。しかし、正常でも低めの方は、血液の流れが悪く、流産の原因になってしまいます。ですから検査結果の判断が非常に難しいのです。年齢や季節によっても変化します。検査結果の判断方法、その管理方法と治療方法には、専門的知識と多くの臨床経験が非常に大切です。

低用量アスピリン治療
 凝固異常と抗リン脂質抗体陽性により、胎盤内に血栓ができると、血流が滞って胎児への栄養がスムーズに流れなくなってしまいます。その血栓を防ぐための治療が低用量アスピリン治療です。
ただし、異常がないのに安易に低用量アスピリンを飲むと、性器出血しやすくなり、子宮内に血種ができやすく、かえって流産を引き起こしてしまいます。低用量(子供用)アスピリンは血小板凝集能をブロックし、血液をサラサラにしますが、大目に飲むと細動脈を細くしてしまい、血流が細くなり、治療効果がなくなります。ですから、検査に基づいた適量を飲むことが大切です。
 
ヘパリン治療
 血栓を防ぐ作用があるヘパリンを用いる治療です。低用量アスピリンと併用することで、高い治療効果が得られています。妊娠反応陽性後に、12時間ごとにヘパリンの皮下注射を行います。重度の抗リン脂質抗体症候群の場合には出産直前まで投与することもありますが、現在、当院では妊娠10~12週くらいまでの投与がほとんどです。太ももや腹部に自分で注射を打つ自己注射を行っています。クリニックで練習をしてから行うので難しくはありませんが、慣れないうちはアザができたりすることもあります。

ピシバニール免疫治療
 ピシバニール治療に使うピシバニールとは、ストレプトコックス・ピオゲネスSu株という細菌をペニシリンと熱処理後に凍結乾燥した病原性のない菌体製剤ですので、感染の危険性はありません。細胞に対して毒性を持たないため、副作用の心配がほとんどありません。また、免疫原性が一定ですから免疫刺激(調節)するための治療に適しています。
この治療は同種免疫異常の方に有効です。ですから、そのための検査が重要になります。検査には胎児側細胞を攻撃する炎症性サイトカインやナチュラルキラー細胞活性と、胎児側細胞の増殖と分化を助けるコロニー刺激因子(M-CSF)、計3種類以上の検査が必要と考えられます。
 当院のピシバニール治療は、治療対象かどうかの検査方法、治療方法、さらに管理方法において、当院オリジナルのものであります。

ステロイド治療
 同種免疫検査にて、強力な免疫抑制が必要と判断されたとき、子宮内のステロイド洗浄治療や、ステロイド内服治療を行います。
免疫抑制が必要と判断されたならば、基本はステロイド治療です。ただし、ステロイド薬としてのプレドニン(5mg)を1日1錠服用している程度では、ほとんど免疫抑制効果がありませんので、投与量と投与方法が極めて重要です。ステロイド治療には、ステロイドの専門知識と治療経験が必要です。

支持的精神療法
 検査として、性格からくる不安の状態を分析します。想定外の出来事に対する恐怖心(パニック傾向)、周囲への不信感、抑うつ傾向などを分析します。その結果に基づいて、妊娠前から妊娠初期までの大切な時期、不安や辛さを和らげ安心できるよう、専門の助産師と私がサポートさせていただきます。
 不眠や不安が強い方には、ご本人のためではなく、これから授かる赤ちゃんへの栄養血管を細くしないために、妊娠前に最低限の精神薬を頓服で、飲んでいただくことを提案しています。精神的にも頑張っている方は、自分の心の状態に気が付いていない場合が多いのです。

不育症治療の実績

2008年5月~2019年4月(11年間)の治療成功率を掲載。
当院受診の不育症患者さんの約6人に1人が40歳以上です。
最高47歳の方が妊娠維持に成功されています。

不育症治療の実績へ


着床障害治療の実績

2008年5月~2019年4月(11年間)の治療成功率を掲載。
当院受診の着床障害患者さんの約3人に1人が40歳以上です。
最高46歳の方が妊娠維持に成功されています。

着床障害治療の実績へ

 

 

当院は、「不育症」と「着床障害」の日本で最初の専門クリニックです。
特徴は、身体と精神の両面からの検査とその治療方法であります。
約40年の国際的研究実績があり、治療実績は4000例以上です。

不育症の治療成績(2008年~2019年4月まで)



2008年5月~2019年4月(11年間)の流産回数別の治療成功率(1回の妊娠につき)

(平均年齢 35歳)
過去の流産回数 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9~16回 合計
不育初診者数 2096人 1438人 549人 227人 100人 35人 16人 22人 4483人
妊娠時治療数 795人 637人 253人 104人 50人 17人 6人 7人 1869人
成功数 669人 511人 169人 69人 25人 4人 5人 2人 1454人
成功率 84% 80% 67% 66% 50% 24% 83% 29% 78%

青木産婦人科クリニックの不育心身調節療法による治療成績です。
※2019年8月時点で集計しました。


40歳以上における
2008年5月~2019年4月(11年間)の流産回数別の治療成功率(1回の妊娠につき)

(年齢 40~52歳)
過去の流産回数 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8~13回 合計
不育初診者数 296人 263人 130人 57人 31人 7人 5人 789人
妊娠時治療数 66人 76人 45人 16人 9人 2人 0人 214人
成功数 45人 42人 22人 7人 4人 2人 0人 122人
成功率 68% 55% 49% 44% 44% 100% - 57%

青木産婦人科クリニックの不育心身調節療法による治療成績です。
※2019年8月時点で集計しました。

当院受診の不育症患者さんの約6人に1人が40歳以上です。
最高47歳の方が妊娠維持に成功されています。
 
不育症患者 年齢別人数分布
※図表はクリックで大きな画像をご覧いただけます

2008年5月~2019年4月(11年間)の着床障害の治療成功率(1回の治療につき)

(平均年齢 38歳)
過去の移植回数 5回 6回 7回 8回 9回 10~28回 合計
着床障害初診者数 334人 240人 223人 146人 108人 281人 1332人
妊娠継続成功数 82人 69人 60人 41人 29人 45人 326人
妊娠継続成功率 25% 29% 27% 28% 27% 16% 24%

着床障害とは、3~5回以上の移植治療が妊娠反応陰性、あるいは
   化学流産に終わった状態と考えています。
※移植前より青木産婦人科クリニックの不育心身調節療法を追加した治療成績です。
※2019年8月時点で集計しました。


40歳以上における
2008年5月~2019年4月(11年間)の着床障害の治療成功率(1回の治療につき)

(年齢 40~54歳)
過去の移植回数 5回 6回 7回 8回 9回 10~28回 合計
着床障害初診者数 96人 62人 79人 54人 40人 145人 476人
妊娠継続成功数 15人 6人 9人 5人 7人 17人 59人
妊娠継続成功率 16% 10% 11% 9% 18% 12% 12%

着床障害とは、3~5回以上の移植治療が妊娠反応陰性、あるいは
   化学流産に終わった状態と考えています。
※移植前より青木産婦人科クリニックの不育心身調節療法を追加した治療成績です。
※2019年8月時点で集計しました。

当院受診の着床障害患者さんの約3人に1人が40歳以上です。
最高46歳の方が妊娠維持に成功されています。
着床障害患者 年齢別人数分布
※図表はクリックで大きな画像をご覧いただけます