子宮内に血栓ができないようにする治療として、アスピリン治療とヘパリン治療があります。 アスピリン治療は血小板の機能を抑えるためであり、ヘパリン治療は凝固系を抑えるためです。アスピリン治療とヘパリン治療をすれば、結構強力となります。 しかし、出血も起こりやすくなります。少量の出血も含めると、10人中2~3人の割合で性器出血します。 ですから、むやみにヘパリン治療するのではなく、検査値が抗リン脂質抗体陽性か、血栓性素因ありと判断されたときに、アスピリン治療とへパリン治療をするべきであり、それ以外は効果がないばかりか、出血による血腫が発生し、その血腫により流産する可能性もあるので危険性が高くなります。