治療開始時期について
質問:以前に診察していただいたところNK活性が高いと言うことでしたが、今回55%とさらに高くなりびっくりしました。
ピシバニール免疫療法を中心に治療しましょうということでしたがピシバニール免疫療法というのは妊娠してからでよいのでしょうか。
頑張ろうという気持ちがかえって悪循環のようにNK活性をあげてしまうということですが、どのように考えればよいのでしょうか。
診察していただいたときに、力を抜いて子供のいない生活を考えることでいい方向に行くことがありますよ。とアドバイスしていただきましたが心の奥底で理解できないのかも知れません。
今までの人生、頑張れば何とかなると過ごしてきましたが、そう思うことが逆効果なんでしょうか。
治療をしているからもう大丈夫と思う反面、もう絶対あんな思いをしたくはないと力が入ります。
NK細胞活性値をあげる方法はよくホームページなどに乗っていますが、ストレスをためるとさがるので明るく楽しく過ごすとNK活性値はあがるとよく書いてあります。
流産の悲しみを乗り越えるために、前向きに、楽しく暮らすとNKは上がるとなると矛盾を感じます。
とても苦しいです。
自分でも考えすぎているのはよく解ります。こういう性格が悪循環を生んでいるのかも知れません。
これを乗り越えることがとても大切に思えます。
よろしければこの考えについてご助言下さい。
回答:ピシバニール免疫療法の肝心な時期は妊娠4~8週の期間です。
妊娠前からの予備的な治療も必要な場合もありますが。
がんばっても、すべてが望みどおりにいくとは限らない。
その哲学を受け入れたとき、また別の希望がわいてくるものです。
人生は短いものです。Let it beですよ。
NK細胞は、アドレナリンによりその活性値が上昇し、プロラクチンによっても上昇し、炎症性免疫状態によっても上昇します。
反対に、ステロイドホルモン、ピシバニール免疫療法等により低下します。
確かに一般的なストレスをためて打ちのめされているような状態のときは異常に下がる場合も多くあります。
しかし不育症の多くの場合は、心の中でイライラ感、閉塞感、嫉妬心、罪悪感、恐れなどが渦巻いており、そのメラメラと不完全燃焼状態の精神・神経系が、NK細胞活性を異常に上げていると考えられます。
ですから自然体がいいのです。生殖現象は没個人です。母性的な東洋的な考えが有効です。
ゆっくり、まったり、今の時間をできるだけ楽しく、無理してでも、自分にとって少しでも居心地のいい環境をつくってください。
それが今度のあかちゃんにとって極めて大切なことだと思います。まかせてください。
(回答に対するお返事を頂きました。)
青木先生の御言葉に胸のわだかまりが溶けていく感じがしました。
自然体でいられるように力を抜いて生活します。
青木先生の「まかせてください」の御言葉も本当に、本当に嬉しいです。
患者にとって、これ以上に安心できる言葉はありません。
心から安心して、おまかせできます。「Let it be.」ですね。有り難うございます。
いつか、青木先生にお会いできる日まで...本当に有り難うございました。




