<青木産婦人科クリニック> 不育症・着床障害・婦人科全般

不育症の検査と治療について

治療・高齢による胎児への影響について

質問:4回流産をしているものです。
1回目は自然妊娠で7週で切迫流産で入院し持ち直したものの12週で出血が始まり胎児の心拍が消えました。
その後不妊治療しましたが6週、6週、5週で初期流産を繰り返しています。
最初の2回は胎嚢が見えても茶色の帯下から大量の出血となりダメでした。
3回目は胎嚢ははっきりしませんでした。
ICSI(体外受精)等も行っていますが、黄体機能も良くないみたいです。
免疫系も染色体も特に異常はなく、抗カルジオリピン抗体がボーダーラインの値だったくらいですが、小児用バファリンとプレドリンを妊娠判定後から服用していました。
黄体ホルモンに対する対策、40才という年齢、プロゲステロンの胎児に対する影響について教えて下さい。

回答: 年齢的なあせりにより、悪循環に入っていると思います。体外受精(顕微受精)・胚移植は受精の技術、受精卵の培養技術により、効率よく、人為的に着床を開始させられます。
しかし、受精卵(胞胚)と子宮内膜環境との相互関係を改善するものではありません。
ですから、いくら体外受精をしても、それは不育症の原因検索とその治療を計画しないかぎり、結果はよくないと思います。
体外受精により、妊娠回数を増やそうとする気持ちはよくわかりますが・・・。
体外受精・胚移植法は不育症の治療にはなりません。

抗カルジオリピン抗体がボーダーラインの値であったならば、不育症治療は予防治療ですから、どうしても過剰治療ぎみになりますので、その点から、小児用バファリンとヘパリン治療が良いと思います。
また、黄体ホルモンは必要ならば、基礎体温高温層から、妊娠8週ぐらいまで、飲み薬か筋肉注射で補充治療すれば良いと思います。
副作用に関しては妊娠中の胎児へ絶対的な安全が証明されたお薬はありません。
妊婦さんへの薬の安全性に関する治療的試験が人道上できないから、安全である証明ができないのです。
あくまでも、その薬のその婦人と胎児への期待される治療的有効性と想定される危険性を比較して、最終的には、ご本人が決めることになります。
ただ、判断する上で、その時点で最も信頼できる医学情報が必要ですが。

2007年には50歳で体外受精後に不育症治療して成功されたご婦人もいらっしゃいますよ。
また、2004年に13回連続流産後にこちらの不育症治療で成功され、待望のあかちゃんを抱きしめられたご婦人もいらっしゃいますよ。

不育症の検査と治療について

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